推し活ネットルール〜情報との付き合い方〜

最終更新:2024年4月19日

正しい情報への意識を高めていますか?


皆さんはふだん「ニュース」をご覧になりますか?
テレビや新聞で知る時代から移り、SNSやブラウザで「ネットニュース」を読む機会が増えていると思います。
インターネットはすぐ情報が広まりやすく、情報の品質も様々です。今この時代はたくさんの「情報」に溢れています。

実は最近、ニュースの中にずさんな情報が紛れています。
たとえば、真実かどうか十分に調べられていない情報や、重要であるはずの部分を報じず話題をすり替えた情報などです。

こうした信頼性に欠けた報道ばかりが続けば、この社会はどうなってしまうでしょうか?私たちは情報を受け取る側として、どのようなことに気をつけていくべきでしょうか?
ネットニュースやSNSの情報を中心に、意識すべきポイントを紹介します。

情報の"ソース"をチェック!

Yahooニュース、LINEニュースなどで見かけるニュース記事は、必ず「記事を書いた人・会社」が存在します。
Yahooニュースなどは記事が読める場所のことを指します。『テレビ』『新聞』のようなことです。
一般的にエンタメニュースを多く扱うメディアは、タレントへの取材やコメントを記事にしています。
一方で、まったくのうそやデタラメ、さらには悪意ある情報を報じるメディアも見受けられます。

情報の出どころを「ソース」といいます。
例えば、タレント本人が語ったわけではない話は真実にはならないため「ソースが不十分」ということになります。
 なるべく「ソースが不十分」な記事は読まないようにしてください。 


質の悪い情報を見抜くには?

「ソースが不十分」つまり、うそ・デタラメを扱う会社はある程度決まっています。「週刊・日刊」とつく出版社・一部のネットニュースなどです。
情報提供者からお金をもらってプライバシーを侵害した記事、果ては盗撮など、名誉棄損になる悪質な記事内容が特徴です。

「ゴシップ誌」の情報は「情報の正しさ」よりも「儲け」が優先です。わざとショッキングな見出しをつけ、多くの人が気になって記事を読むように仕掛けています

  • 実際には存在しない、タレントの関係者談
  • タレントのプライベート
  • タレントのイメージに傷がつくうその情報

こういった内容の記事にはじゅうぶん注意しましょう。たとえタレントを褒めている内容であっても、その内容を完全に信じきるのは危ないです。

デタラメな記事は読むと増殖する

ネットニュースのURL(リンク)や記事の見出しを押すと、それが記事の閲覧数として数えられ、出版社の収益につながります。

うそ・デタラメな記事をみんなで読んでしまうと、うそがどんどん広まってしまい、うそで出版社にお金儲けをされてしまいます。
それではタレントのイメージが変わってしまい、場合によっては名誉を傷つけてしまうことになります。

また、うその記事に多くの注目があると、そのネタに対し読者がある程度つくとみなされます。
その結果、また新たなうその記事が投稿されてしまいます。
気になる記事があっても決して記事を読んではいけません

補足:情報を多く持つ≠偉い

情報もひとつの財産、という考え方があります。
週刊誌などからの情報は「まだ誰も知らないこと」「世に広まっていないこと」なので、より貴重に思えてしまいます。

しかし「他の人より多く情報を知っている」ことは決して誇れることとは限りません。
特に、憶測やうわさをより多く知っていたとしても、タレント本人が公式で認めたことではない限り、タレントへの迷惑行為になりかねません。

実例として、タレントのファンが「マスコミ関係者と連絡が取れる」と言って匿名質問サービスに情報を書き込むという事案が見受けられます。
こうした情報について「本当に投稿者が関係者と繋がりがある人物なのか」「内容は本当なのか」を調べることは難しいです。

匿名質問サービスによる情報拡散にはじゅうぶん注意し、真偽に関係なくタレントの名誉に関わる内容は拡散しないようにしましょう

うわさを話題にしない

うそやデタラメの記事はなくても、物事が起きれば「憶測」が広まることがあります。
誰かの憶測やうわさ話をSNSで話題にしてしまうと、その話題を見た人が情報を検索してしまい、瞬く間にうわさ話が広まってしまいます。
結果として、デタラメの記事の読者を増やし、Yahooニュースなどで週刊誌の記事がトップに出てしまうことになります。

本来多くの人が知らなくていいことを、わざわざあなたが多くの人に知らせる必要はありません。
憶測やデタラメな情報を話題にして、読者を増やさないでください。

最近ではSNSでの皆さんの反応や憶測をそのままネットニュースにする会社も増えています。皆さんの手で悪質な記事を増やさないようにしましょう。


SNSで意見の合わない人に出会ったら


なるべく関わらない

SNSで好きなタレントについての投稿をすると、時々悪意のある返信を送る人がいます。こちらは決していい気持ちはしません。
自分が信じたい情報しか得ていない人とは、いくら話しても通じ合うことはできません。

全てのことにおいて誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)はいけません。どれだけタレントを傷つけても問題の解決にはなりません。人を傷つけていい理由などありません。

度を超えた悪質な報道を見かけたら

うそ・でたらめをテレビで話す出演者がいる場合や、公平公正ではないニュースが流れているのを見かけたことはありますか?その場合、視聴者は各機関に意見を送ることができます。 

BPO(放送倫理機構)
総務省(BPO以外も解説があります)
・各テレビ局

SNSを見るのに疲れてしまったら

日々さまざまな情報が飛び交っています。見たくない・知りたくない情報まで入ってきて、時に言葉の刃におびやかされるかもしれません。
自分の心が無理をしはじめたら、いったんSNSの利用を休んでみたり、楽しく嵐を応援したりしましょう!
SNSがなくてもできることはたくさんあります。

何も知らないままにはならないこと

情報を遮断し続けてしまうと、知らぬ間に生きにくい社会になってしまうかもしれません。なんの情報も知らないままでは、取り返しのつかない事態になってしまうかもしれません。
今この社会でどのようなことが起きているのか、ぜひ考えてみてください。


いま、自分にできることはある?

あなたの思う「応援」をしよう!

グッズを買う、作品を楽しむ、投稿で「好き」を表現する、など…「応援」ほど大きなパワーを持つものはありません。
あなたの時間や言葉は「応援」のために使いましょう。
"For Dream" Projectでは、あらゆる応援方法を提案しています。なにか1つでも楽しいと思えることに取り組んでみてください。


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